TEAM WARERAの物語③〜岡本太郎現代芸術賞展

2015年【夏〜】


初個展を終え、天才ハイスクール!!!!!も終了し、ずっと気になっていた岡本太郎現代芸術賞展挑戦に向けてアイデアを練っていた。


このころ世の中は、集団的自衛権の問題等でシールズや山本太郎さん等、多くの同世代〜若者が活動し民主主義の崩壊に警鐘を鳴らしていた。ぼくも何かしたい、TEAM WARERAでアートの文脈で何か表現したいって思いが日に日に強くなっていった。東京在住のメンバー(友人)ヒロくんの発案から、原子力爆弾をモチーフにした作品のコンセプトを固め、この企画を、個展からの流れで「農民芸術会議」に持ち込むことにした。


2015/9/12
「農民芸術会議Vol.8」
〜原爆オブジェ投下計画〜

長崎原爆FAT MANが人類史上最後の一撃でありつづける為の祈りのオブジェとして、いつかこれをアメリカに展示しようとよびかける「原爆投下に対する平和的報復の提案」。
このコンセプトを市井の人々にプレゼンし「民主的な投票によってこの企画自体の続行を審議した映像」を撮影し、企画書と共に〆切ギリギリで第19回岡本太郎芸術賞展に応募した。


2015年【秋】


11/8   入選決定!!!


なんせ企画書と編集前の映像だけで入選してしまったもんだから、ここからが大変!
こんな、企画で入選してしまったのだから、丁寧に創れば大賞&賞金200万円絶対捕れるはず!という思い込みから、本当に全力を尽くした。

完成〜搬入完了!


作家名/ TEAM WARERA
タイトル/ FAT WOMAN~虹色の雨が降る~
素材/ 長崎原爆FAT MAN の実寸オブジェ、ドキュメント映像20分↓、鏡




2016年【新春】  


授賞式。



現代アートって、難しい、、、
そして、思ったんですよ。
まー別に、アートじゃなくてもいーや。




2016年【春】
4/11
撤収〜岐阜へ

これで高速道路を走ったな〜 ♪


この作品は、その後、FAT WOMAN PROJECT として、名古屋チームの尽力で音楽フェスなどで野外展示。


2016年
5/4~5 
アースデイ名古屋

2016年
6/7~10
橋の下世界音楽祭

FAT WOMAN  野外の方が似合う♪


http://teamwarera.wixsite.com/warera/fat-woman-project
(2017年春には、某ミュージシャンのMVに美術として登場します!)


そういえば、今年もそろそろ太郎賞の季節だなぁ〜


2015年度末は、原爆つくってた。
2016年度末は、ムーンワーカーズとのプロジェクト。
2017年は、とりあえず畑を丁寧にやる事から。



以下、宮沢賢治【農民芸術概論綱要】より抜粋。


……おお朋だちよ いっしょに正しい力を併せ われらのすべての田園とわれらのすべての生活を一つの巨きな第四次元の芸術に創りあげようでないか……


まづもろともにかがやく宇宙の微塵となりて無方の空にちらばらう

しかもわれらは各々感じ 各別各異に生きてゐる

ここは銀河の空間の太陽日本 陸中国の野原である

青い松並 萱の花 古いみちのくの断片を保て

『つめくさ灯ともす宵のひろば たがひのラルゴをうたひかはし

雲をもどよもし夜風にわすれて とりいれまぢかに歳よ熟れぬ』

詞は詩であり 動作は舞踊 音は天楽 四方はかがやく風景画

われらに理解ある観衆があり われらにひとりの恋人がある

巨きな人生劇場は時間の軸を移動して不滅の四次の芸術をなす

おお朋だちよ 君は行くべく やがてはすべて行くであらう



宮沢賢治【農民芸術概論綱要】の執筆から90年後の現代に、TEAM WARERAを名乗る架空のコミューンが出現し、現実世界を舞台と見立てたパフォーマンスで現実をシフトしていく。このストーリーを紡いでいく事が、TEAM WARERAの表現なんだな。。今後も地に足をつけ、楽しく畑を耕しつつ、本気で遊んでいきたいと思う。


2017年は旧正月に餅つき大会です♪


http://teamwarera.wixsite.com/warera


チームワレラ/TEAM WARERA 2016